招待状について
招待状について
1.招待状差出人について
招待状の文面は差出人が誰になるかによって内容が異なります。
新郎新婦が差出人となる場合が主流となってきておりますが、両家の親が差出人となる場合や、新郎新婦と両家の親との連名で出す場合もあります。
誰が主体となって結婚式の招待状を送るか、ご家族と話し合われるとよいでしょう。
新郎新婦が差出人の場合
新郎新婦が中心となって結婚式を行う場合は、おふたりの連名で出すのが一般的です。
両家の親が差出人の場合
親の名前で出すと家どうしの結婚式という意味合いが強くなり、よりかしこまった印象となります。
親族のゲストが多い場合、両家の親の名前で出すことがあります。
新郎新婦と親との連名で出す場合
年齢層が幅広い場合や、両親にも結婚式のお金を出してもらう場合。新郎新婦と親との連名で出すとよりフォーマルな印象となります。
2.招待状の発送時期
遅くとも結婚式の2ヵ月前には招待客の手元に届くよう発送しましょう。
※招待状を送る前に、電話もしくは直接会って結婚報告を行い、出席してほしいことを事前に伝えましょう。
また、事前にあいさつしておくことである程度の人数を把握できます。
返信期日は1ヵ月~40日前に設定するのが一般的です。
3.招待状を送る前に連絡しておくべきゲスト
主賓や恩師など目上の方には、招待状を送る前に一度打診をしておいてから招待状を送りましょう。
スピーチ、受付、余興などの依頼をする方にも前もって打診します。
スピーチ、受付等、何かを依頼する方には事前に了承を得たうえで、招待状に同封する付箋等でその旨を正式に伝えましょう。
招待状に入れる付箋についてはこちらから
4.招待状に記載する内容
招待状本文
挙式、披露宴の日時、受付開始時間
会場の会場名、場所、電話番号
差出人の氏名
出欠の返事の返信期日
媒酌人を立てるときは、媒酌人夫婦の氏名
招待状の文例集はこちらから
5.招待状の封筒に同封するもの
招待状本体
慶事用の切手を貼った返信はがき
新郎側の招待客は新郎宛て、新婦側の招待客は新婦宛てにします。
※入籍済みで住所を同じくしている場合は、新郎新婦同住所にする場合もあります。
会場への地図
招待状一式を入れる封筒
ゲストに応じて同封するもの
付箋:スピーチや受付等の何かをお願いするゲストへ
※何かを依頼するゲストへは、事前に電話などで了承を得たうえで、付箋で正式に依頼をしましょう。
そのほか付箋は、招待状の補助として交通(送迎バス・駐車場等)や宿泊の案内をする場合があります。
6.招待状を作成する上での注意点
「おめでたいことには終止符を打たない」ということから、結婚式の文章では句読点を打たないことが決まりですので注意しましょう。
また、忌み言葉や重ね言葉も使わないように注意しましょう。
7.封筒について
封筒の宛名は、正式には毛筆で書きますが、黒ペン・万年筆でも構いません。
ただし、ボールペンはNGですので注意しましょう。
また、パソコン印刷でも問題はありませんが毛筆のような書体を選ぶとよいでしょう。
封筒の宛名面の書き方
宛名は「様」を付けます。
夫婦で招待する場合、面識があれば連名にします。
夫人の名前が分からない場合は、夫の名前の隣に「令夫人」と書きます(横書きの場合は夫の名前の下に、縦書きの場合は夫の名前の左側に書く)。
また、親戚のお子さんも招待する場合は、夫婦の名前の隣にお子さんの名前を記すか、お子さんが多い場合は「お子様方」と書くとよいでしょう。
封筒の詳しい書き方はこちらから
封筒の差出人面の書き方
差出人が新郎新婦の場合、封筒の裏の名前欄には両方の名前と現住所を記入します。
差出人が親の場合、両家の父親の名前と住所を記入します。
※通常は、差出人の住所を記入しますが、差出人が親だけれども遠方に住んでいる場合は、本人の住所にする場合もあります。
8.封筒の切手について
切手は慶事用のものを貼るのが一般的です。
慶事用84円切手と94円切手の規格
最小9cm×14cm、最大12cm×23.5cm、厚さ1cm以内
25g以内:84円切手
50g以内:94円切手
重量が50gを超える場合
重量が50gを超えると、定形外郵便物となります。
定形外郵便物規格:長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内、重量1kg以内
100g以内:140円切手
150g以内:210円切手
重量オーバーで戻ってくることを防ぐために、郵便局にて重さを確認してもらい切手を購入すると安心です。
9.封筒の閉じ方
郵送する場合は、のり付けして、シールを貼ります。
手渡しする場合は、封を開けやすいように、封はのり付けせずにシールのみ貼りましょう。