招待状文例集

招待状のイメージ

1.招待状の案内について

招待状の文面は差出人が誰になるかによって内容が異なります。

新郎新婦が差出人となる場合が主流となってきておりますが、両家の親が差出人となる場合や、新郎新婦と両家の親との連名で出す場合もあります。

誰が主体となって結婚式の招待状を送るか、ご家族と話し合われるとよいでしょう。

招待状の差出人を誰にするか、ご家族と話し合うとよいでしょう

2.招待状本文の基本形

招待状本文の基本レイアウトは下図のようになります。
※例:新郎新婦様が差出人(媒酌人なし)の場合

招待状本文の参考レイアウト

頭語

頭語とは、手紙の書き出しの語です。

時候の挨拶

招待状などの手紙では、俳句の季語と同様に季節ごとの言葉を使用して挨拶を行います。

この季節ごとのあいさつを「時候の挨拶」といい、春夏秋冬それぞれの月ごとに「時候の挨拶」があります。

※「時候の挨拶」の適用月は、招待状を投函する月です。
例)招待状を送るのが8月で、10月に挙式の場合は、8月の「時候の挨拶」を使用します。

「時候の挨拶」の詳しい内容は、こちらから

主文

主文は、招待状のメインになる部分で、差出人や媒酌人のありなし、挙式のスタイル等によって書く内容が変わります。

結語

結語は、手紙の書き出しの「頭語」に対応する語です。

差出月

差出月は、招待状を投函する月です。
例)招待状を送るのが8月で、10月に挙式の場合は、「20〇〇年8月吉日」とします。

差出人の氏名

差出人の氏名を記入します。

新郎新婦、両親、新郎新婦と両親の連名の3パターンあります。

また連名の場合は、新郎新婦が主体とする場合と、両親が主体とする場合があります。

招待状の会場説明のレイアウト案

挙式・披露宴の日時、受付時間

挙式・披露宴と受付時間は間違わないように入力して、入力後も必ず確認しましょう。

また、挙式は一部のゲストのみ出席で、披露宴にはゲスト全員出席する場合があります。
その場合、招待状へは挙式時間は記入せず挙式に出席するゲストのみ付箋で挙式時間をお知らせするか、もしくは本状を2種類作成します。

会場名・場所・TEL

結婚式挙式会場の情報を入れましょう。

出欠返事の返信期日

出欠返事を返信はがきで返信してもらいたい期日を記入します。おおむね結婚式の1か月前~40日くらい前に設定します。

3.招待状文例集(基本文)

結婚式の招待状に記載する文例集を載せました。
差出人別、媒酌人の有り無し等、場合別に分けましたので、参考にしてみてください。

結婚式招待状の文例

新郎新婦様が差出人(媒酌人なし)

謹啓 ○○の候
皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます
このたび私たちは結婚式を挙げることになりました
つきましては 皆様の末永いお力添えをいただきたく
ささやかではございますが披露宴を催したいと存じます
おいそがしい中誠に恐縮ではございますが
ぜひご出席くださいますよう ご案内申し上げます
謹白
20○○年○月吉日
○○○○(新郎名)
○○○○(新婦名)

新郎新婦様が差出人(媒酌人あり)

謹啓 ○○の候
皆様には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます
このたび ○○○○様ご夫妻のご媒酌により
私たちは結婚式を挙げることになりました
つきましては 日頃お世話になっている皆様に
私たちの門出を見守っていただきたく
ささやかではございますが披露宴を催したいと存じます
おいそがしい中誠に恐縮ではございますが
ぜひご出席くださいますよう ご案内申し上げます
謹白
20○○年○月吉日
○○○○(新郎名)
○○○○(新婦名)

ご両親様が差出人(媒酌人なし)

謹啓 ○○の候
皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます
このたび
○○○○(新郎父名) 長男 ○○(新郎名)
○○○○(新婦父名) 長女 ○○(新婦名)
との婚約相整い結婚することになりました
つきましては 幾久しくご懇情をいただきたく
披露かたがた粗餐を差し上げたいと存じます
ご多用中誠に恐縮ではございますが
何卒ご光臨の栄を賜りたくご案内申し上げます
謹白
20○○年○月吉日
○○○○(新郎父名)
○○○○(新婦父名)

ご両親様が差出人(媒酌人あり)

謹啓 ○○の候
皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます
このたび ○○○○様ご夫妻のご媒酌により
○○○○(新郎父名) 長男 ○○(新郎名)
○○○○(新婦父名) 長女 ○○(新婦名)
との婚約相整い結婚することになりました
つきましては 幾久しくご懇情をいただきたく
披露かたがた粗餐を差し上げたいと存じます
ご多用中誠に恐縮ではございますが
何卒ご光臨の栄を賜りたくご案内申し上げます
謹白
20○○年○月吉日
○○○○(新郎父名)
○○○○(新婦父名)

連名_新郎新婦様が主体(媒酌人なし)

謹啓 ○○の候
皆様にはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます
このたび 私たちは結婚式を挙げることになりました
つきましては ささやかではございますが
披露宴を催したいと存じます
ご多用中誠に恐縮ではございますが
ぜひご出席くださいますよう ご案内申し上げます
謹白
20○○年○月 吉日
○○○○(新郎名)
○○○○(新婦名)
ご多用中まことに恐縮に存じますが
二人のためにお励ましをいただきたく
私どもからもよろしくお願い申し上げます
○○○○(新郎父名)
○○○○(新婦父名)

連名_ご両親様が主体(媒酌人なし)

謹啓 ○○の候 皆様には益々ご清祥のことと
お慶び申し上げます
このたび
○○○○(新郎父名) 長男 ○○(新郎名)
○○○○(新婦父名) 長女 ○○(新婦名)との
婚約相整い結婚式を挙げることになりました
つきましては 幾久しくご懇情賜りたく
披露かたがた小宴を催したいと存じます
ご多用中誠に恐縮ではございますが
何卒ご光臨の栄を賜りたくご案内申し上げます
謹白
20○○年○月 吉日
○○○○(新郎父名)
○○○○(新婦父名)
私たちふたりは結婚することとなりました
おいそがしいところ恐縮ではございますが
ぜひご出席くださいますようお願い申し上げます
○○○○(新郎名)
○○○○(新婦名)

連名_新郎新婦様が主体(媒酌人あり)

謹啓 ○○の候
皆様には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます
このたび ○○○○様ご夫妻のご媒酌により
私たちは結婚式を挙げることになりました
つきましては ささやかではございますが
披露宴を催したいと存じます
ご多用中誠に恐縮ではございますが
ぜひご出席くださいますよう ご案内申し上げます
謹白
20○○年○月吉日
○○○○(新郎名)
○○○○(新婦名)

二人のためにお励ましをいただきたく
ご多用中誠に恐縮に存じますが
私どもからもよろしくお願い申し上げます
○○○○(新郎父名)
○○○○(新婦父名)

連名_ご両親様が主体(媒酌人あり)

謹啓 ○○の候
皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます
このたび ○○様ご夫妻のご媒妁により
○○○○(新郎父名) 長男 ○○(新郎名)
○○○○(新婦父名) 長女 ○○(新婦名)
との婚約相整い結婚することになりました
つきましては 幾久しくご懇情をいただきたく
披露かたがた粗餐を差し上げたいと存じます
ご多用中誠に恐縮ではございますが
ご臨席いただきたくご案内申し上げます
謹白
20○○年8月吉日
○○○○(新郎父名)
○○○○(新婦父名)

私たちふたりは結婚することとなりました
新しい人生の門出を見守っていただければ幸いに存じます
今後とも末永くご指導のほどよろしくお願い申し上げます
○○○○(新郎名)
○○○○(新婦名)

4.招待状文例集(人前式)

最近多くなっている挙式スタイルの人前式の文例です。

人前式_ご本人様が差出人(媒酌人なし)

謹啓 ○○の候
皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます
このたび私たちは結婚式を挙げることになりました
日頃お世話になっております皆様のお立合いのもと
人前式を行いたく存じます

挙式後 ささやかではございますが披露宴をご用意いたしました
ご多用中のところ誠に恐縮ではございますが
ぜひご出席くださいますようご案内申し上げます
謹白
20○○年○月吉日
○○○○(新郎名)
○○○○(新婦名)

人前式_ご両親様が差出人(媒酌人なし)

謹啓 ○○の候
皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます
このたび
○○○○(新郎父名) 長男 ○○(新郎名)
○○○○(新婦父名) 長女 ○○(新婦名)
との婚約相整い結婚することになりました
つきましては 日頃お世話になっております皆様に
挙式の立会人となって見届けていただきたく
人前結婚式を行いたいと存じます

挙式後 心ばかりの小宴を催しますので
ご多用中誠に恐縮ではございますが
何卒ご光臨の栄を賜りたくご案内申し上げます
謹白
20○○年○月吉日
○○○○(新郎父名)
○○○○(新婦父名)

5.招待状文例集(入籍済み)

結婚式前にすでに入籍済みの場合です。
入籍済みであることを一言添えるとよいでしょう。

入籍済_ご本人様が差出人(媒酌人なし)

謹啓 ○○の候
皆様にはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます
このたび 私たちは○○年○月○日に入籍し
結婚式を挙げることになりました
つきましては 日頃お世話になっております皆様の
末永いお力添えをいただきたく
ささやかですが披露宴をもうけました
ご多用中のところ誠に恐縮ではございますが
ぜひご出席くださいますようご案内申し上げます
謹白
20○○年○月吉日
○○○○(新郎名)
○○○○(新婦名)

入籍済_連名_ご本人様主体(媒酌人なし)

謹啓 ○○の候 益々ご清祥のことと
お慶び申し上げます
このたび 私たちは○○年○月○日に入籍し
結婚式を挙げることになりました
つきましては 披露かたがた心ばかりの小宴をご用意いたしました
ご多用中のところ誠に恐縮ではございますが
ぜひご出席くださいますようご案内申し上げます
謹白
20○○年○月吉日
○○○○(新郎名)
○○○○(新婦名)
二人のためにお励ましをいただきたく
ご多用中誠に恐縮に存じますが
私どもからもよろしくお願い申し上げます
○○○○(新郎父名)
○○○○(新婦父名)

6.招待状文例集(出産後)

出産後の場合の文例です。
「長男 〇〇 の披露を兼ねまして」等、ひとこと添えるとよいでしょう。

出産後_ご本人様が差出人(媒酌人なし)

謹啓 ○○の候
皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます
このたび 私たちは結婚式を挙げることになりました
○○年に誕生しました ○男(女) ○○の披露もかねまして
ささやかではございますが披露宴を催したいと存じます
ご多用中のところ誠に恐縮ではございますが
ご出席くださいますようお願い申し上げます
謹白
20○○年○月吉日
○○○○(新郎名)
○○○○(新婦名)

7.招待状文例集(海外挙式)

海外で挙式を上げ、帰国後に披露宴をする場合の文例です。

海外挙式_ご本人様が差出人(媒酌人なし)

謹啓 ○○の候
皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます
このたび 私たちは◯月◯日
◯◯◯(国名) ◯◯◯(挙式会場)にて
結婚式を挙げることになりました
つきましては 帰国後にご挨拶とご報告をかねて
ささやかではありますが披露宴を催したいと存じます
ご多用中のところ誠に恐縮でございますが
ご出席くださいますようご案内申し上げます
謹白
20○○年○月吉日
○○○○(新郎名)
○○○○(新婦名)

8.招待状文例集(養子縁組)

養子縁組の場合の文例です。

養子縁組_ご両親様主体(媒酌人あり)

謹啓 ○○の候
皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます
このたび ○○○○様ご夫妻のご媒酌により
○○○○(新郎父名) 長男 ○○(新郎名)
○○○○(新婦父名) 長女 ○○(新婦名)
との婚約ならびに○○家への養子縁組が相整い
結婚式を挙げる運びとなりました
つきましては 幾久しくご懇情をいただきたく
披露かたがた粗餐を差し上げたいと存じますので
ご多用中誠に恐縮ではございますが
何卒ご光臨の栄を賜りたくご案内申し上げます
謹白
20○○年○月吉日
○○○○(新郎父名)
○○○○(新婦父名)