忌み言葉について

1.忌み言葉とは

結婚式の場にふさわしくない言葉を指します。

例えば、「別れる」や「終わる」のような「別れを連想させる言葉」、
「倒れる」や「枯れる」のような「不幸を連想させる言葉」、
「再び」や「繰り返す」のような「再婚を連想する言葉」があります。

また、忌み言葉と同様に「度々」や「いろいろ」のような同じ言葉を重ねる「重ね言葉」があります。

「重ねる」→「繰り返す」→「再婚」という流れで再婚を連想させるため、「重ね言葉」は使用せずに、別の言い回しで表現しましょう。

例)「度々」→「よく」、「いろいろ」→「たくさん」などのように言い換えます。

2.忌み言葉の一例

忌み言葉、および重ね言葉の一例をご紹介します。参考にしてみてください。

別れを連想させる言葉

別れる、終わる、離れる、忙しい(心が亡くなると書くので)、切る、帰る、離別、破れる、失う、冷める、薄れる、捨てる、戻る、返す、出る、 去る、ほどける、飽きる、泣く、壊れる、消える、割れる、欠ける、流れる、去る

不幸を連想させる言葉

倒れる、死ぬ、逝く、終わる、散る、流れる、おしまい、欠ける、四、九、 病む、仏、悲しむ

再婚を連想する言葉

再婚、再び、何度も、またまた、再度、繰り返す、二回、再三

重ね言葉

いろいろ、度々、再々、またまた、いよいよ、重々、重ね重ね、次々、たびたび、わざわざ、しばしば

3.忌み言葉には気を付けつつも、臨機応変に

上記で忌み言葉をご紹介しましたが、実はまだたくさんの忌み言葉があります。

普段生活しているうえで使用している言葉が多く、完璧にしようとすると悩んでしまいますね。

そこで完璧にしようと思わずに、最低限絶対に使ってはいけない忌み言葉だけは避けれれば咎められることはありませんので臨機応変に対応しましょう。

例えばスピーチにて「みるみる成長」とついうっかり重ね言葉を使ったとしても、文脈の前後関係でいい内容のことと誰でも分かるので咎められることはありません。

ですので、次の項目の「最低限控えておくべき忌み言葉」だけは使わずにおきましょう。

4.最低限控えておくべき忌み言葉

死、殺、病気、亡くす、別れる、切れる、割れる、離れる、壊れる